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だ・もんで1705「端午の節句の柏餅」
「だ・もんで」 静岡弁で「だから」の意味
2017年5月号
穏やかで過ごしやすい季節となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
日中はいつの間にか、汗ばむようになってきましたね。五月に入り、いよいよ初夏の陽気です。
五月といえば端午の節句。
それに欠かせないのが柏餅!この時期になると和菓子屋さんはもちろん、スーパーの店頭にもたくさん柏餅が並んでいます。
甘味好きの私は、我慢できずついつい買ってしまいます。
先日友人が「桜餅の葉は食べるけど、柏餅の葉は食べないよね」と言っていました。確かに食べませんよね。
気になって柏の葉について調べてみると、柏餅に使われている葉はそもそも「柏の葉」ではなく、「槲(かしわ)の葉」だそうです。
柏はヒノキ科の針葉樹、槲はブナ科の落葉樹。柏も槲も読み方が同じなのでこんがらがりそうです。
カシワは落葉樹ですが、新芽が育つまで古い葉は落ちないそうです。
これに目を付けた江戸時代の商人が、子孫繁栄の縁起物としてカシワの葉で包んだ餅を武士の間に広めました。
端午の節句に柏餅を食べる文化は、元々江戸で生まれた文化だったのですね。
柏餅の餡には粒餡・こし餡・味噌餡などありますが、そのほか変わった種類があればぜひ教えてください。
おいしい新茶と一緒に食べようと思います!
それでは、寒暖の差が大きい季節。体調を崩さぬよう、気をつけてお過ごしください。
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