「だ・もんで」 静岡弁で「だから」の意味
2019年4月号
あちこちで桜が咲き始め、いよいよ春本番となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。今月号はユカが担当します。
よろしくお願い致します。
さて、「桜」というと真っ先に思い浮かべるのは染井吉野。学校や公園、川沿いや庭先など、生活圏内でよく見かける馴染みのある桜ですね。というわけで、今月は染井吉野について調べてみました。
染井吉野は江戸後期に作られ、明治以降に全国に広がった品種。桜の中ではまだまだ新参者ですね。
染井吉野は大島桜と江戸彼岸の交配種で、観賞用の桜として人為的に作られました。
そのため、染井吉野は自力で繁殖できません。では、一体どうして日本中で染井吉野を見ることができるのでしょうか。
その答えは「接ぎ木」です。
今私達が見ている染井吉野は全て、一本の染井吉野の原木を接ぎ木することによって増やされました。
つまり、日本中にある染井吉野は全て原木のクローンということ。その場にある染井吉野が一斉に咲いて一斉に散るのはこのためなのですね。
ちなみに、原木は東京都の上野公園にある(諸説あり)そうです。
昨年は上野公園にお花見に行ったのですが、当時はこの事を知らなかったので気づかぬうちに原木の近くを歩いていたかもしれません。惜しい!
染井吉野はとてもデリケートだそうで、虫がつきやすい上に少しでも傷がつくとすぐ病気に罹ってしまうのだとか。
また、染井吉野の寿命は、他の桜が数百年数千年の寿命といわれる中、60年と言われています。
桜から感じる儚さは、このようなところからも来ているのかもしれません。
少しでも長く染井吉野の美しさを愛でられるよう、むやみに触ったり根本に近づいたりしないように気を付けないと…!
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