だ・もんで「だ・もんで」 静岡弁で「だから」の意味
2022年8月号


連日の蒸し暑さに夏バテ気味の今日この頃ですが、皆様お変わりありませんか。
こまめに水分、塩分補給を心がけて熱中症に気をつけたいですね。
今月は、熱中症予防にぴったりな夏の果実「西瓜(スイカ)」についてお届けします。

ところで、西瓜(スイカ)は果物?野菜?どちらなのでしょうか。
西瓜は野菜の条件を満たしているので果樹ではありませんが、一般的には果物として扱われることから「果実的野菜」に分類されています。

西瓜の種は食べても大丈夫?
西瓜の種はリノール酸やビタミンB群などの栄養を多く含むため、中国などでは食材として一般的です。
黒い種は種皮が頑丈なので、剥いて中身だけ食べます。
たとえ噛まずに飲み込んでしまっても、ほとんど消化されずに体外へ排出されますので害はありません。
とはいえ、丸呑みは胃に負担のかかる行為なので控えたほうが良いですね。
黒い種と白い種の違いは発芽能力の有無です。元々は白色の種ですが、受粉すると成熟して黒くなります。
ですから、黒い種が多いものほど実が熟しているということになります。

西瓜は果実の90%が水分ですが、βカロテン(免疫力強化、抗酸化作用)やリコピン(動脈硬化予防、抗酸化作用)、カリウム(血圧低下作用、利尿作用)などが豊富に含まれています。
その中でもリコピンの含有量はトマトのおよそ1.5倍もあります。
また、西瓜の学名から名づけられた「シトルリン」というアミノ酸は血圧の抑制、骨強化、筋力増強を促す効果もあります。
このように西瓜は水分やミネラルが豊富で、夏の栄養補給に最適です。
暑い日にはデザートに取り入れて夏を元気に過ごしましょう!








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